代表的な勤怠管理の方法に、タイムカードを利用した方法があります。タイムカードとは、日付と勤務時間を記録しておく表です。例えば2017年4月1日に9時から15時まで勤務した、といった情報が書かれます。紙だけでなく、表計算ソフトを利用してパソコン上で入力される場合もあります。

タイムカードによる勤怠管理のメリットは、運用が簡単であることが挙げられます。例えば表を一度作ってしまえばコピーしたり、繰り返し印刷するだけで運用ができ、費用も安く抑えられます。パソコン上で勤怠管理をする場合であれば表計算ソフトを利用して月ごとの集計を出すことも簡単にできます。タイムカードをシステム化したものも存在します。

これは専用のカードキーリーダーを設置し、カードキーを通すことで出勤と退勤の打刻を行うことができるシステムです。カードキーリーダーやカードキーを準備する必要があるため、費用はかかってしまいますが、その代わりに勤務時間を忘れたり、間違える心配が減り、勤務時間の集計も自動で行うことができます。視覚的に出勤と退勤の打刻を行ったことが周囲にもわかることもポイントです。カードキーが不要な、Web上で勤怠管理を行うシステムもあります。

Web上でシステムのページを開いたら、出勤と退勤のボタンを押すだけで勤務時間を打刻できるシステムです。こちらも同様に、勤務時間の間違いを減らし、集計の自動化を行うことができます。Webにアクセスさえできれば他に設備が不要であることがポイントです。